脂漏症・アトピーの新しい治療法「MMD・パルス療法」を開始しました!

2015年7月15日

こんにちわ!

当院では、アトピー様皮膚炎の治療にはこれまで、食事療法・シャンプー療法・免疫抑制剤を主に使用して治療を行ってきました。さらに、去年からは動物用の減感作療法を取り入れました。

このたび、新しい治療法として「MMD・パルス療法」を取り入れる事になりました。

 

この治療法はステロイド等の免疫抑制剤を服用しないで 外用薬のステロイドを使った治療方法です。皮膚表面についた雑菌やマラセチアを減らすこと、炎症を抑えること、さらに厚くなった角質を正常化することが期待できます。そのため、色素沈着と苔癬化を伴う、慢性期アトピー皮膚炎・脂漏症の時に行う事が出来ます。

 

MMDとは以下のお薬の名前の頭文字をとって名づけられています。

M⇨モメタオティック(外用のステロイド剤)

M⇨マラセブシャンプー(抗菌・抗真菌のシャンプー)

D⇨ダームワン(保湿剤)

P1090972P1090975P1090974

外用のステロイド剤を用いる為、内服のステロイドに過敏に反応する体質の場合でも比較的安全に行う事が出来ます。

 

 

☆治療期間

週1回×8週間の計8回が基本となります

治療には4-6時間かかるため午前中に預からせて頂き、午後にお返しとなります。

(その後、薬用シャンプーでも効果が持続しない場合は、MMD療法を2週間-4週間と間隔をあけて継続する場合があります)

 

当院では今年の春から5頭の犬で治療を行い良好な結果を得ています。

興味がある方は、当院までお問い合わせください。

院長:小西